車両の程度によって点検する内容も異なってきますので、あくまで一例として捉えて下さい。
乗車前の点検
私の場合、下記のような感じでやっています。
- エンジンを掛ける前に
- エンジンオイル量のチェック
- クーラント量のチェック
- ブレーキフルードとクラッチフルードのチェック
- ファンベルト確認
- エンジンを掛けてから(暖気中)
- 灯火類の確認
- タイヤ空気圧の確認
エンジンを掛ける前に
まずは乗る前に。エンジンルームをあけて・・・
エンジンオイル量のチェック
オイルゲージを引き抜いて、先端についたオイルをウエスで拭き取ります。そして再度オイルゲージをしっかりと差し込んで、またゆっくり引き抜いて先端を確認。2つの切れ込みの間にオイルがあればOK。午前中に乗り回してから午後も乗る。みたいなスパンが短いときはやらない事も多いですが、必ずやりましょう。古いクルマはオイルが減ります。
オイルが足りない状態で走っているとエンジンの致命的な損傷に繋がります。つまらない事にならないためにも必ず行いましょう。もし足りないようであれば補充してあげましょう。
エンジンが温まっている状態のときはオイルがエンジンから降りてこないのでFまで行かないことが多いです。反面、しばらく乗っていないときはエンジンから降りてきているのでFに近いことが多いです。温間で測るのか、冷間で測るのかは結構ややこしい議論なのですが、どちらにせよオイルが入っていることが大事です。
クーラント量のチェック
ラジエターキャップをあけて、冷却水が見えればOK。不足しているようであれば足しておきましょう。応急的には水道水で問題ないです。
なおオースチンヒーレーにはリザーブタンクがないので、溢れた冷却水はそのまま地面に流れていきます。
ブレーキフルードとクラッチフルードのチェック
キャップをあけて、液が入っていればOK。オースチンヒーレースプライトはクラッチフルードとブレーキフルードが共用です。減っているようであれば、ブレーキラインかクラッチラインのどちらかがリークしています。クラッチが切れないと走ることはできないし、ブレーキが効かないと止まれなくて危ないので、整備行きです。
ファンベルト確認
ぐっと押してみて2センチ程度たわみがあればOK。切れると発電できなくなるので結構大事になります。最低での目視点検して著しく劣化してたら交換してあげたほうがいいです。安い部品なので。
エンジンを掛けてから
いよいよエンジン点火。祈りながらクランキング。エンジンが掛かったら、暖気をしている間に灯火類のチェックと空気圧のチェックをします。
灯火類の確認
ライトが切れていても中々気が付かないので、暖気中にザクッとチェックしています。左右ウインカー、ヘッドライトHiとLo、テールランプとライセンスランプ。一人での確認が難しいブレーキランプは壁に映る光をみて確認しています。
タイヤ空気圧の確認
古いホイールはエアー漏れもあるので。ついでに釘とかが刺さっていないか目視するとベターです。
オースチンヒーレー スプライトの指定空気圧は フロント1.3kg/cm2 リア1.4kg/cm2です